事業承継・M&A後の経営革新に必要な費用、M&A時の専門家活用に必要な費用、などについて補助が出る「事業承継・引継ぎ補助金」。令和3年度の補正予算が発表され、令和4年以降の開始が待望されております。当記事では、本制度の概要を図を交えながら分かりやすく説明していきます。
M&Aアドバイザー費用が格安に! 事業承継・引継ぎ補助金 専門家活用型の対象範囲とは
M&Aを進める際の費用に対して、給付される補助金をご存知でしょうか?
要件やら、細かい区分やらありますが、簡単に言うとM&Aアドバイザーへの費用も、補助金の対象になるのです。
そんな『事業承継・引継ぎ補助金』第1次の採択結果がつい先日、2021年8月16日に発表されました。中でも「専門家活用型」の採択率が非常に高くなっており、採択率はなんと約85%となっております(412件申請のうち、346件採択されています)。
では一体どんな費用が、いくらくらい、補助金の対象になるのでしょうか?具体的に見ていきましょう。
1.「事業承継・引継ぎ補助金 専門家活用型」の対象範囲が広い!
「専門家活用型」とはどんな経費が対象になるかというと、大きく分けて2種類あります。それぞれ代表する経費を例示すると、
①M&Aを実施した買い手がM&Aアドバイザーや弁護士、M&Aプラットフォームなどに支払う以下の費用
・案件を成約するためにかかった旅費
→茨城に住んでいるアドバイザーが、北海道の案件を成約させるためにかかった、北海道出張の実費精算費用など
・マーケティング費用
→案件を成約させるため、市場調査やリサーチなどに要した費用など
・着手金
→案件に着手する際に支払う着手金
・成功報酬
→案件が成約した際に支払う報酬。譲渡価格の5%〜10%であることが多い
・デューデリジェンスの費用
→最終契約前に実施する、対象企業の調査費用
・契約書の作成費用
→成約時などに作成する株式譲渡契約書や事業譲渡契約書などの作成費用
・許認可等の申請費用
→事業譲渡の場合など、引継ぎ手を主人公として許認可を改めて取得するための費用
・セカンドオピニオンの費用
→主となるアドバイザーの他に、セカンドオピニオンを求める際に支払う費用
・M&Aマッチングプラットフォームへの登録料、利用料(つまり、Batonzの費用も出る)
→バトンズであれば成約時に支払う譲渡価格の2%など
etc…
② M&Aを実施した売り手がM&Aアドバイザーや弁護士、M&Aプラットフォームなどに支払う以下の費用
・案件を成約するためにかかった旅費
→茨城に住んでいるアドバイザーが、北海道の案件を成約させるためにかかった、北海道出張の実費精算費用など
・マーケティング費用
→案件を成約させるため、市場調査やリサーチなどに要した費用など
・着手金
→案件に着手する際に支払う着手金
・成功報酬
→案件が成約した際に支払う報酬。譲渡価格の5%〜10%であることが多い
・デューデリジェンスの費用
→最終契約前に実施する、対象企業の調査費用
・契約書の作成費用
→成約時などに作成する株式譲渡契約書や事業譲渡契約書などの作成費用
・許認可等の申請費用
→事業譲渡の場合など、引継ぎ手を主人公として許認可を改めて取得するための費用
・セカンドオピニオンの費用
→主となるアドバイザーの他に、セカンドオピニオンを求める際に支払う費用
・M&Aマッチングプラットフォームへの登録料、利用料(つまり、Batonzの費用も出る)
→バトンズであれば成約時に支払う譲渡価格の2%など
etc…
2.M&Aアドバイザーに支払う費用の2/3を補助可能!?
これってどのくらいのカバー感かと申しますと、M&Aアドバイザーに要する費用、ほぼ全てです。これ、すごい事です。では、一体いくらくらい支給されるのでしょうか?
なんと、支出額の2/3、最大で400万円出ます(厳密にはプラス200万円出ることもあります)!!M&Aアドバイザーへの成功報酬が600万円であれば、400万円が補助金として補てんされるので、実質200万円の支出でM&Aが実現できることになります。
これ、やばいですね。ただ、現時点では第2次の募集も終了していて、新たに募集はしていない状況です。第3次の募集がスタートするのか分かりませんが、年内にM&Aの成約を目指して動いている方は注目してみてはいかがでしょうか?(年内の成約、報酬の支払い、などが条件になっています)
詳細はコチラをご確認ください。
株式会社LifeHackでは、当該『事業承継・引継ぎ補助金』の申請を行って頂ける申請業者様を探しております。第1次、第2次にて申請を経験した方、いらっしゃいましたら協業しましょう!!弊社のクライアント様(売り手or買い手)より、補助金受給額の10%(最低20万円)を頂く座組みで申請をお願いしたいと考えています。
ライフハックブログではこの他にもM&Aに役立つ補助金の情報をまとめています。合わせてお読み下さい!
M&Aに役立つ補助金紹介
※弊社は、M&AのマッチングプラットフォームであるBATONZ(バトンズ)において、アドバイザー登録をしております。BATONZ案件で興味のある案件がございましたら、ぜひお問い合わせください。
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