M&Aの交渉の一つで、「トップ面談」と呼ばれる行程があります。
売り手企業の事業内容、財務情報を確認した上で、さらに前向きに交渉を進めていきたい場合に、売り手・買い手のオーナー同士が直接面談し、それぞれの事業の紹介や企業理念、今後の経営方針などを意見交換する面談です。
そんな「トップ面談」ですがどんな格好で会いに行ったら良いのでしょうか?スーツが良いのでしょうか?はたまた私服でしょうか?それとも普段の仕事着?個人的な意見ですが、売り手オーナーの状況に合わせた格好、これをお勧めしたいです。
どういうことか説明していきます。
人間性や経営方針が合致するか、この点はもちろん重要ですが、何はともあれ第一印象はとても重要なものになります。人間がどんな人に惹かれるかについては諸説ありますが、ことビジネスにおいては「自分と似たオーナーに惹かれる」という傾向が強いと思います(自分にないものを求める、という説もありますが)。
故に、売り手オーナーの性格や面談前後の状況を把握しているのであれば、売り手オーナーの環境や状況に寄せた格好をして面談に行くことをお勧めしたいです。
考えてみてください。畑で泥だらけになりながら現場作業をした直後のトップ面談に、かたや作業着、かたやビシッとしたスーツでは違和感がありますよね。泥だらけの売り手オーナーは、「なんかこの人は違う畑の人間なのかな」と感じることでしょう。
流石にわざと泥だらけの作業着で行くのもおかしいので、少しラフなTシャツとスラックスで行くとか、スニーカーで行くとか、その様な気遣いが必要ではないか、そう思います。
中には、業種問わずにかしこまった場面ではスーツが全て!!と考えているオーナーがいるのも事実です。その点は非常に注意が必要です。間を取り持っているM&Aアドバイザーは、事前にそれぞれのオーナーの人となりを把握しているはずです。面談時にどんな格好をしていたでしょうか?
アドバイザーの感覚で当日の空気感を予想してアドバイス差し上げるのも重要な役割の一つではないでしょうか。ぜひ参考にしてみて下さい。
ライフハックブログではこの他にもM&Aを進める上で気になる、役立つ情報をまとめています。合わせてお読み下さい!
M&Aの交渉が進み面談目前!注意すべきこととは
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